10/12
「どっちの料○ショーを見ていて憤慨」
10/11日のN○V、「どっちの料○ショーSP」にてサンマ側の素材に「天然ホンシメジ」を秋田の八幡平に探しに来る場面があった。そこで登場した地元のゴッツいオヤジ。山に入っていざホンシメジを探すものの、一向に見つからない。そりゃそうだ。ホンシメジなんて滅多にあるものではないのだ。私だってまだ一回しか採ったことがない。
そんな中、オヤジがある木の根本に生えていたキノコを見て、「こりゃ、毒だ」なんて言っていたシーンがあった。ここが問題。実はそのシーンに出てきたキノコは「アシグロタケ」といって、立派な食菌なのだ。とはいえ、室内で吊して乾燥させた上での「ダシ」専用キノコに近いのだが、それでも良いダシの出るキノコで、私は鳥海山に入って見かけるたびに採取、冬にうどん・キリタンポに入れてコクのあるダシを楽しんでいる。
それからもうひとつ問題点が。
そのゴッツいオヤジ、マイタケも見つけていた。私の所見によれば(エラソーですみせん)、あのマイタケはだいぶ古くなっていた(脱色しているのですぐわかる)。が、その後スタジオに運ばれてきたものは、まだ若いバリバリのマイタケだった。秋田から運ばれる途中、若返ったとでも言うのか?だとすれば、そんな魔法、私にも教えてもらいたいものだ(^^ゞ
地元でプロと呼ばれるあのオヤジもオヤジだが、それよりも視聴者に間違ったキノコのイメージを持たせてしまう日○レの姿勢も理解できない。
ちなみに、「香りマツタケ、味シメジ」と昔から良く言うが、確かにマツタケ香りは素晴らしいが、味そのものはあまり美味しいとは言えない。今夜の番組もそうだったが、マツタケをまるでこの世の最高の美味のような顔して食べているパーな芸能人達を見ていると、「どういう舌してんねん?」と思ってしまう。
関口さんが天然ホンシメジを食べて、「言葉で言い表せない」と語っていたが、これが自然。ホンシメジのおいしさの記憶は日本人が長い歴史をかけて、DNAに受け継いできたのだ。スーパーあたりで売っている「シメジ」なるものは、ブナシメジの栽培がほとんどで、本物のシメジの味を知っている人にはとても食べられるものではないのである。(なにをまたエラソーに(^^ゞ もっとちなみに、シメジとは「占地」という当て字があるくらい生えるときはドカーンと生える。これがキノコ採りにとって何よりの魅力!
11/2
ようやく復活しました(^^ゞ
自分のサイトの更新をこれだけできなかったのは、サイト開設以来初めてかもしれない。
実はこの2週間というもの、大変な毎日であった。
まずことの初めは先週の月曜日のことである。朝からどうも体調がおかしい。体が熱っぽく、咳が出始めた。乾いた咳だった。「軽い風邪だな」とその場はやり過ごして仕事(塾)へ。
その塾の授業中、今度は携帯が鳴る。妻からだった。「お母さんが倒れた」という知らせ。
2時間の授業を終わらせて帰宅、母は入院していた。
幸い、寝不足・子守などからきた過労の症状で、意識もちゃんとしており、心配には至らなかった。が・・・翌日からがさあ大変(^^ゞ
子供達の世話が一挙に全部私の仕事になったからだ。
妻は会社を休める立場になく、早退するくらいが関の山。私も健康なときならなんでもないのだが、こちとら風邪がだんだんひどくなり、体が言うことを聞いてくれない。よろよろした私の周りを元気良く、食べ物をブッ散らかし、小憎らしいくらいに走り回る二人のガキ達・・・(^^ゞ
そんな状態が一週間続いた。
母は一週間で退院したので子守からは半解放されたが今度は自分の風邪がますます悪化。
声も出なくなった。そしてますます咳がひどくなり、一回するごとにのどの奥から頭にかけて激痛が走るようになる。(発作のような咳で、始まるとなかなか止まらない。)万事に窮した私はようやく病院へ出向く。おかげてどうにかこうにか体は好転していったが・・・
そこへ飛び込んできたのは信じられない知らせだった。
塾の子の家庭に不幸が起きてしまったのだ。
それもただの不幸ではない。私の理解と常識を超えた非常に辛いものだった。
翌々日葬儀へ行かせてもらった。しかし・・・私はあんなに悲しい葬儀に出席したことがない・・・・。塾生に渡そうと思って持参した手紙も渡せずじまいだった。
あまりにもその塾生が可哀想で、その夜私は号泣した。
精神的に私はまだ立ち直れていない・・・。
そういうわけで、ここ2週間で山はもう紅葉も過ぎようとしており、キノコもいよいよ最終局面にさしかかってきた。鳥海山でナメコの大群にでもブチあたり、どうにか遅れを取り戻してやりたい! と意気込んではいるのだが、さてさてどうなりますことやら・・・・
『本当に知ってるつもり?』(タイトルを地で行く製作会社?)(^^ゞ先日、日テレ系の「どっちの料理ショー」のことを非難したばかりだが、またまた日テレで楽しい?発言があったので忘れないうちに書いておきたい。
本日4日放映の「知ってるつもり?」にてG.ブッシュ大統領のことを放映したのだが、その中である評論家がのたまった言葉にそれがあった。
「息子ジョージは父親の『二の舞は踏まない』つもりなのです・・」
これはよくある、古典的なことわざ間違いである。
普段何気なく使っている人はご注意を。
正解はもちろん「二の足は踏まない」、もしくは「二の舞は演じない」である。「知ってるつもり?」のスタッフが情けない、というか悲しいのは、その評論家の言葉をそのままテロップにして流してしまった点である。
他にもまだまだ普段何気なく使っている言葉でおもしろい間違いはあるのだが、それはまた次回の機会に・・・(^^ゞ
11/18
「正しい座布団の投げ方って?」 今週から大相撲九州場所が始まった。
大の相撲ファンの私(特に往年の千代の富士ファン。最近はその千代の富士の若かりし頃を彷彿とさせる追風海)は、毎日楽しみにテレビの前にかじりついているが、最近年6場所のどこの場所でもちょっと「あれ?」と思うシーンがあるのでここに記してみたい。
それは、結びの一番での「座布団投げ」についてである。
私がここ数年感じているのは、昔と座布団の投げる意味合いが違ってきているのではないだろうかという疑問だ。
例えば今日の結びの武蔵丸対玉乃島の一番。文字通り大相撲の末、横綱武蔵丸が「きめ出し」で全勝を守ったのであるが、取り組み終了直後、福岡のお客さんから何枚かの座布団が投げ入れられていた。
すぐさまアナウンサーがその光景の解説をしていたが、それがまた私の疑問を助長させた。
「この座布団は玉乃島に対する声援みたいなものですね」・・
ここで私は思うのだが、本来座布団を投げるというのは結びの一番で横綱が負けたとき の場合に限られていたはずではなかったろうか。
最近では結びの1つ前の一番でも投げ入れられることが多く、今日のように横綱が勝ったときでもブンブン座布団が飛び交っている。ああ、やっぱり変だぞ。絶対におかしいぞ。うーん。
まあこんなことは、別に私が気にする必要のない問題であり、もっと問題と捉えるべきことは、近頃あまりにも目立つ場所中の「空席」であろう。>大相撲協会
11/25「すごい光景」大相撲九州場所は14日目で武蔵丸の久々の優勝が決まった。一人横綱、その重責果たすと言ったところ。よく頑張ったと思う。しかしながら残念なのは、私のごひいき、ハヤテ海が途中休場してしまったことだ。彼の豪快な上手投げを千秋楽でも見たかった。
またどうやら来場所には栃東が大関に昇進する気運が高まっているが、私見を述べさせてもらうと、私はまだ時期尚早のような気がする・・・。もう一場所様子を見てもらいたかった。今場所こそあの「変化・注文相撲」は出なかったが、私は来場所あたり必ず勝ち越しがかかった一番あたりに出ると見ている。
横綱も大関も最近辞めたり落ちたりとスカスカになっているので、協会としては急いでその穴を埋めたい気持ちは理解できるが・・・。急いては事を・・にならないことを一相撲ファンとして祈っている。
いやはや、それにしても本日の千秋楽、武蔵丸が魁皇に送り出されると、ものすごい数の座布団が舞った。内藤アナも北の冨士さんも「こんなに座布団が舞うのは見たことがありませんね」と語っていたように、それはものすごい舞い方だった。
きっと福岡のお客さんは、私がここに書いてあることをお読みになって、正しい座布団の投げ方を学んだのだろう。って、んなことあるか!! (^^ゞ
12/12すっかりここの更新作業をサボってしまった・・。
さすがに年末、私自身も忙しくなってきた。
毎日酒にドップリと浸かり、まもなくMickRの酒漬けが完成しそうな勢いだ(^^ゞ
酒と言えば、私の住む秋田県は本荘市の近郊に、ズワイガニ(ほとんどがベニズワイだが)を専門に売る店が数軒ある。3匹(杯の方が正しいのかな)で1000円くらいから、1匹で5,000円などと値段に幅があるが、私はちょっとリッチなとき1杯2,000円程度のものを買いに行くのがほとんど習慣のようになっている。
するとたいていの店では小さいカニをサービスしてたくさん付けてくれる。
これがちょっと得した気分で、この「おまけ」を楽しみに買いに行くと言ってもいいほどだ。
買ってきたカニは、まず「おまけ」の小さい方から順番に、娘と争うように食べ始め、徐々に「メイン」へと進んでいく。その際、私は小さいカニの甲羅に日本酒(どんなものでも構わない)を注ぎ、甲羅酒を楽しむ。本来の甲羅酒は熱燗でやるようだが、私は一升瓶からそのまま注ぎ、ミソを溶かしてぐいぐいと飲むのである。本来私は日本酒はダメな口であるが、こればかりは別。
「おまけ」を五匹も食べ終わる頃にはかなり気持ちが良くなっている。
そしていよいよメインの2千円ガニへ・・。
期待して甲羅をパカッとやると、たま〜に、中から水がドバーッと出てくるものもあるが(^^ゞ たいていの場合身も詰まって、ミソもたくさん入ったカニだから、その酒の美味しいこと。
もう秋田の冬は始まり、寒い毎日が続いている。
しかし秋田の食はこれからが本番。ハタハタにキリタンポ、しょっつると言った全国的にも有名な伝統料理が日々の食卓にも並ぶようになる。
これで雪さえ降らなければなあ、と毎年思う・・。
12/27
またまた忙しさにかまけて更新をサボってしまった、意志の弱い私(^^ゞ
先日、愛車三菱ディアマンテがクレームによる無料修理に出したときのこと。
「あの」事件を受け、最近の三菱の体制はあきらかに変化しつつあるようだ。
ローカルな話で恐縮だが、以前はどんなにひどい故障だろうが顧客の家まで車を引取に来なかったといわれる、悪名高き「秋○三菱本○営業所」でさえ、最近は電話一本で搬送、代車まで置いていってくれるようになった。そしてフロントの対応も手のひらを返したかのように愛想良く、こまめな連絡まで入れてくれる。
昔から三菱自動車という企業は、どこぞの新聞社と同じで、エリートが作ってヤ○ザが売るというようなイメージがあったが、ここにきてそのシステムがようやく変わりつつある、そんな予兆を私は感じ始めている。
12/31このサイトを計画、立ち上げたのは今からだいたい一年半前だった。
作り始めた当初は、こんなにたくさんの方がいらっしゃるようになるとは夢にも思わなかった。もともとホームページは持っていたのだが、書き物中心のサイトに次第に限界を感じ始め、その打開策として「文例」というものに目を付けた次第だ。
ビンラディンによるテロが起きたときには緊急アンケートも実施し、多くの方々から貴重なご意見を賜った。世の中の老若男女を問わず、様々な方からご意見を伺えるなどという事は、一昔前では不可能なことであった。
また今年一年は戦後最悪の不況と呼ばれ、文例をリクエストの内容にもそれを反映した内容のものが多かった。「閉店」「コスト削減」「退職」・・など例を挙げたらいとまがない。今こうしている最中にも、職探しに汗を流している人は相当数いるはずだ。暖かい部屋でのんびりとこうしてマックに向かっている私はまだ幸せなのかもしれない。
来年こそ人々の心に「充足感」が取り戻される年であって欲しいものだ。
文例リクエストにも「新規開店」「就職決定のお礼」「旅行の申し込み」などという明るい内容のものが増えてくれることを願いたい。
とはいえ、ほどほどに・・であるが(^^ゞ
そういうわけで、来年もMick's実用文例集をよろしくお願い申し上げます。 MickR
2002年のコラムへ