許せないハイジャック犯
先日、みなさんもご承知の通り、全日空機がハイジャックされ機長が刺殺されるという、前代未聞の出来事があった。

この犯人、精神異常の節があるとのことで、某新聞を除いてはいまだ各報道機関が実名報道に踏み切っていない。
そろそろ業を煮やしている国民も多いのではないかと思い、私はこの問題について意見を書いてみたくなった。
この28歳の、年だけは大人だが精神年齢まるっきり子供の男、ハイジャックした動機も動機だが、罪もない機長を殺害したことに私は心底憤りを感じ、憤懣やるかたない日々が続いているので、あえてこの犯人の顔写真を以下に掲載する。しかし、画像処理で目隠しだけはほどこした。いずれ実名、氏名等が公開されるだろうが、それまで待てない方はどうぞ。
こんな男です。(目隠しとりました)


この事件が起きてから、いつになっても実名が公表されないので、芸能番組などで法の立場からその理由を説明していた弁護士がいたが、その一人の発言に私はどうしても納得できなかった。彼はその理由(実名報道しない)をこう語っていた。
「よちよち歩きの赤ん坊が何かしでかしても、氏名が公表されないのと同じなんですよ。」
私はこの発言を聞いて、一瞬不覚にもなるほどなと思った。たとえて妙だったように感じたからだ。しかしである。よく考えてみるとこの男、精神科通院の病歴はあれど、犯行に及ぶ前、綿密な計画を立てており、しかも無抵抗な機長の首を刺したのではないか。万が一市街地に墜落していれば、500以上の機内の人たちと、それ以上の地上の人たちが亡くなっていたはずである。それでも刑事責任は問えないのだろうか。

この犯人は28歳である。

よちよち歩きの赤ん坊が刃物で人を殺せる体力はない。現にそんな赤ん坊がいたということは、日本国内では聞いたことがない。例えること自体が間違ってはいないか。


まして現在の日本では、犯罪の被害者に対するバックアップがなっていない。殺され損なのである。
このままでは長島機長の遺族の悲しみのやり場がないではないか。
これは決して他人事ではないのである。
私たちだって、いつ自分たちが被害者になるか分からないのだ。
こんな男のせいで自分の乗った飛行機が墜落でもしたら、それこそ化けて出てやりたい。
結論

いずれ裁判になり、その際精神鑑定の結果無罪判決でも出てしまったら、日本はおよそ法治国家とは呼べないものとなるだろう。この世の中には、精神異常を装えるくらいの精神異常者だっていないとは限らない。


ちなみに、昔高校時代の暇な時間に英語辞書を調べていたら、ハイジャック(Hi-Jack)のところが目に止まり、その語源を学んだことがある。
確かそれによると、ハイジャックとは高いところで起こる出来事からの命名ではなく、昔アメリカで多発した車泥棒の手口が、「ハイ、ジャック」とか言いながら、見ず知らずの運転手に近づき、いかにも知り合いみたいな振りをして車を止めさせ、そのまま運転手を引きずり降ろして車を奪い去っていくことから来ているとあった。ハイは高いのハイではなく、呼びかけの言葉の「ハイ」なんですよ。