拝啓
時下いよいよ御清祥のこととお喜び申し上げます。
さて、早速ながら、過日お話のありました□□□□の御依頼の件、たいへん光栄に存じます。しかし、誠に申し訳ございませんが、御依頼のこと、御辞退致したく存じます。
私は年齢的にもまだ若く経験も豊富とは申せません。それに、本職の仕事の方が最近忙しくなって参りました。もしお受けしたとしても、きっと欠席がちになって、かえって御迷惑をおかけ致す結果になると思われます。なにとぞ御再考頂き、本当にふさわしい方を御委嘱下さいますよう願っております。折角の御厚情にお応えできず、たいへん失礼とは存じますが、どうか諸事情御賢察のうえお許し賜りたく存じます。
貴□のますますの御発展を念願致しまして先ずはお詫びかたがた御返事申し上げます。
敬具