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県農業協同組合大会の祝辞 本日は皆さんの大会にお招きいただき､一言お祝いの言葉を申し上げる機会を得ましたことを､大変光栄と存じます｡ 本日は､農業協同組合法公布の日を記念して､農業協同組合の関係者が一堂に会し､明日への発展と明るい農村建設のため､強固なる意志の結集を図り､その実現に向かって邁進を約されることは､まことに意義深いものがあります｡ かえりみますれば､農業協同組合は発足以来二十有余年を経過しましたが､この間､激変する社会経済の中にあって､農村経済の中核体として､その果たしてきた功績はまことに大なるものがあると確信するところであり､各位の日ごろのご努力に対しまして､衷心より敬意を表する次第であります｡ しかしながら､変遷きわまりない社会経済情勢のもと､農村をめぐる諸問題はまことにきびしいものがあり､労働力の他産業への流出､農業後継者の確保対策さらには金利低下に伴う経営問題等､どれ一つとして､ゆるがせにできないものばかりであります｡ このような情勢に対処して､農業協同組合の果たすべき使命は､今後ますます重要となってくるものと考えられますので､県といたしましても､できうるかぎりのご支援とご協力を申しあげる所存でありますが､各位におかれましても協同の力を遺憾なく発揮され､組織の整備拡充､経営の近代化等に､なおいっそうのご努力を願い､農村経済の向上発展に尽くされますようお願い申しあげますとともに､その成果に大きな期待を寄せてやまない次第であります｡ 終わりにのぞみ､かく一堂に会された各位のご健康を祈念いたしますとともに､今後もいっそうのご活躍をされ､農業協同組合が､ますます発展されますようご期待いたしまして､祝辞といたします｡ |
