L男がほれる男 佐藤君はとても気持のいい男です。男ごころに男が惚れた、という歌の文句がございますが、本当に男が惚れるような男です。人から頼まれると、嫌ということは言わない性分、そこが頼もしいのです。しかしそこに悪友がつけ込んで、奥さんが恋しいのか、などといわれると、夜中にかけてハシゴ酒をつき合いかねない人の良さがございます。今後そういう悪友には惚れられないよう、奥さんのために特にお願いしておきます。
M部下おもいの愛情 有坂さんは部下に対して真の愛情をもって接する方です。部下の失敗は自分の失敗だ、という温かい心の持主であります。私なぞもよく失敗をして有坂さんに叱られますが、その都度上司へ対しては自分の責任としてあやまる、一方たまたまほめられるようなことには、そのまま上司へ報告される、有坂さんとはこんな方ですから、お陰で私たちは部課長からは、実力以上に評価され可愛いがってもらっています。
N主婦として満点の知恵子さん 知恵子さんは入社されたときから、その物腰にどうもこの方は家庭的な方だと思いました。しかしそれにもかかわらず、さきほど課長がその事務的手腕を大変惜しまれたように、お仕事はテキパキとおできになる。 この事務的な能率面と家庭的なものの二つの才能を兼ねそなえられた知恵子さんは、まさに主婦として満点だと思います。
O忍耐ということ チエホフの小説「決闘」の中に「結婚生活でいちばん大切なものは忍耐である」ということばがあります。わが国でも人妻の美徳として、うわべはやさしいが、しんの強さ、ということを申しますが、しんの強さとは忍耐にほかならず、それが結婚生活に欠くことのできない大切なものであることは、あえてチエホフのことばをまつまでもございません。智子さんが、そういうしんの強い人であることは、何よりも勤続六年という実績が雄弁に物語っております。
Pしっかリ者の亜紀さん 亜紀さんとは同時に就職した仲の良い友だちです。その亜紀さんは中学時代からしっかり者でした。クラスを代表して職員室へ交渉に行くのはいつも亜紀さんが先頭でした。その亜紀さんがやっぱり私たちより一歩先に花嫁さんにゴールしてしまいました。こういう亜紀さんの、旦那様を支える内助の力はきっと大きなものにちがいないと思います。
Q松のみどリに花そえて 新郎、新婦は新郎のご両親と同居なさるそうで大変結構なことだと存じます。それはちょうど太い松を中心に色あざやかな西洋花をあしらった、気品ある盛花のようだと思います。若夫婦を美しい西洋花とすれば、ご両親は逞しいコケ松でありましょう。そのおのおのがしっかりした特徴を持ちながら、松は花の紅を得、花は松の緑を得て、その気品ある調和のなかに、明るく、慈愛に満ちたすばらしいご家庭ができることでしょう。 もはや山形の文化!! 中華そば処琴平荘のあっさり中華をご自宅で! |