謝辞叔父から

　　新郎後見人のおじの謝辞

　親戚一同を代表いたしまして、本日のお礼を申し述べさせていただきます。

　日曜日はどちら様もいろいろとご予定のおありのところを、おくり合わせ下さいまして、このように多数のご臨席を賜わり、ありがとうございました。

　信吾、みなみの両人にとりましては、このように盛大な祝宴で新婚生活へ送られることは、何としても大きな感激でございます。この感激を深くかみしめていやこの感激を大きな後押しとして若い二人は新しい人生を開いてゆくことと存じます。

　信吾は私の甥でございまして、少年時代に父を失なってから、私が父親がわりに面倒をみてまいりましたが、このたびよき伴侶を得て一家をなすに至りましたことは、地下の兄に対しても大変喜ばしいことと思っております。

　これで一人前になれたとは申しましても、まだまだ未熟でございますので、これからもさまざまな困難にぶつかることと存じます。どうか温かいご支援を、末長くお願いする次第でございます。はなはだ簡単でございますが、これをもちましてごあいさつといたします。本日はありがとうございました。