幹事のあいさつ

人生の励みと慰めを長きに

 皆さん、本日はお忙しいところをよくおいでくださいました。第21回○○校同窓会を開会するに先立ちまして、ひとことごあいさつ申し あげます。

 毎年の同窓会で、何よりも楽しみなのは、去年の顔が今年もそろっていることであります。ほんとうに、去年来た顔が、今年見えないぐら いさびしいことはありません。しかし、幸いにして今年はその憂いはなさそうです。

今年の主賓には、加藤先生と八嶋先生をお迎えいたしました。加藤先生は、今年古希を迎えられ、八嶋先生は喜寿と伺っております。両先生 ともに私どもにとりましてほ、懐かしい思い出のかたまり、といっては失礼でございますが、先生を通じて私たちの少年時代が育っていたのですから、今から思 えば大変なご苦労をかけたわけです。

 幸い両先生ともご壮健であらせられることは、私どもの大きな喜びとするところであります。本日は、両先生をかこみまして、過ぎしよき 時代の思い出を語りながら、お互いの人生に励みと慰めが得られれば幸いだと存じます。

 すでに、子供が成人された方もだいぶおられることでしょうが、その自慢話しでも、こぼし話しでも、とにかく大いに語り、大いに楽しん で、今回の同窓会を有意義に終わりたいと思います。

 これをもちまして、開会のあいさつといたします。


幹事を代表して挨拶いたします。

 今日は、数年ぶりのなつかしい旧友の集いということで、諸事をなげうってご出席いただきほんとうにありがとうございました。

 私たちが中学を卒業しましたのは一昔半前、はや十数年のこととなりました。

 卒業直後は我々の行動半径が狭かったためか毎年のように顔を合わせることができましたが、同級生の活動分野も、種々雑多、だん だん広くなるにつれなかなかチャンスをつかむことができませんでした。

 こうしてクラス会の旗じるしのもとに一堂に会するのは、実に○年ぶりのことです。この○年という歳月は、われわれ悪童どもの身辺に大 きな変化をもたらしました。

 今では小学生の娘のママさん、若社長さん、見習い弁護士さん、などと実に感慨無量です。少年のころの理想の夢と、今日の自分とを思い 比べてみると、世の中マチガットル‥…・と思いたくもなります。

 私のような平社員には、同級生が名を成してくれるのが何よりの楽しみでもあり、励ましにもなり、誇りでもあります。

 ですから、クラス会も私たちが一人前の社会人となり、安心していただけるような状態で、会合したい気持ちでしたが、それより一日も早 く、皆さんにお会いしたり、なつかしい姿が見たいという気持ちが先になり、幹事の諸君を催促して、実現の日、早からんことを期待していました。

 ここにお姿が見えない方々の中には、他県へ嫁いだり、仕事の関係で、九州、四国方面へ移転、さらに安倍君や麻生君のように、遠く外国 へ駐在、あるいは留学した方もあったりしてご出席できず、本当に残念ですし、寂しいかぎりです。次回のクラス会を楽しみに待つことにいたします。

 懐かしさと嬉しさとで申しあげたいこと、山やまですが、久しぶりのクラス会をチャンスにして、子供のころの思い出を語るも楽し く、あのわんぱく時代にもどり、懐かしき失敗談を、さらに皆さんの卒業後の生活報告、近況報告をなさるのもお互いにいろいろな意味で参考にもなりましょ う。これらを酒の肴にしておおいに語り合っていただきたいと思います。

 なお、これはもう少し、十五分ほど隠しておこうと思っていたのですが、われわれ悪童OBには、心の準備が必要と思いますので、ビッ グニュースを発表いたします。

 遠く、青森市に転勤になったまま、ご無沙汰しておりました、三年生のときの担任、山口先生が、三時二十八分着の列車で当駅に来られる ので、ただいま、幹事の籠池、加計両君が出迎えにいっております。前もってお知らせすべきだったと思いますが、先生も何かとお忙しいらしく、昨晩、私あて になんとメールでで連絡してくださったのです。

 間もなく、到着されると思われますので、先生が来られるまで、乾杯はおアズケ!!

 本日は、ご多忙のところお集まりいただき、本当にありがとうございました、お礼申しあげます。

 さあ、それでは山口先生を迎える準備をいたしましよう。


みなさん、今日はよくお集まりくださいました。

 今日の集まりは、私たち同じゼミナールで学んだ仲間が、社会人となって約一年、第一回の同級懇親会なのですが、なにしろ急の思いつき でありましたので、果たしてどのくらいご出席いただけるかと、幹事役をおおせつかりました私たち一同も、不慣れであるだけに、実は不安でありました。

幸い、松田教授が、何をおいても行ってやろうとおっしゃってくださいましたので、大変心強く、多分皆さんも松田先生を目あてに、こんなにたくさんお出でく ださったのではないかと思います。そういうわけで、まず最初に、先生に厚くお礼申しあげたいと存じます。また先生とご一緒にご出席くださいました川村教授、小田助手にも、心からお礼申しあげます。

 思いますに、私たちは卒業と同時に、出版、ジャーナリズム、広告、あるいは教職など、様々な領域に入り、それぞれ違った生活環境の 中ですごし、今日、このように一堂に会する機会をえて、一見、昔と全く変わらないようでいながら、一方では社会人としての充実感を感じる次第です。ともあ れ、今日は、学生時代の気分を新たにして意気を盛んにし、同時に社会人一年生としての共通の不安や不満を互いに話し合って、松田先生をはじめ諸先生にも相 談にのっていただきたいと、願っております。幸いに私たち同級生は少人数でありますので、これからは、どのようなことでも、真剣にほり下げて話し合い、協 力し合える場にしたいと願っておりますが、いかがでしょうか。



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