母校の20周年記念式典で卒業生の祝辞

 本日は、創立20周年記念式典、おめでとうございます。私は、本校最初の卒業生でございますが、創立以来、もう20年も経ってしまったのかと、ただいま皆様の祝辞を拝聴しながら、在校当時のことを思い出し、胸にせまるものがございます。

 本校初代の校長は、数年前にお亡くなりになりましたが、菊地一男先生でした。自分の卒業した小学校に、中学生として、今度は間借りのような肩身の狭い状態での、中学生だった私どもに、校長先生は、もうちょっとの辛抱でわれわれの校舎ができるよ、と折ある毎にはげまされました。そして、自分達の学校の建った時の嬉しかったこと、椅子を一人一人持って引越しをしたことなど、昨日のことのように懐しく思われます。

 先生方は、生徒の個性を尊重し、自主独立のできる人間になるようのびのびと育つよう教育してくださいました。

 実に、われわれを導いてくださった先生は、立派だったと、感謝の念でいっぱいでございます。このように本校は、創立当初から、すぐれた先生方に恵まれ、また、教育環境も非常に良好で、これで人間として立派な生徒が巣立っていかなかったら、これは生徒諸君の努力が足りないといわれても、しかたのないことではなかろうかと思います。

 後輩の皆さん、われわれが少しずつ築いてきたこの学校の校風や伝統を、さらに発揚(はつよう)し、今後もますます母校が発展するように、勉学に励んでください。 20周年創立式典にあたりまして、卒業生の一人として、一言お祝いを述べせていただきました。

行列200mオーバーの最高の中華そば!!

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