■父の葬儀に長男の謝辞

本日はお忙しいところを、ご会葬下さいまして、 誠にありがとうございました。その上、ご丁重なご弔問ならびにご供物をかたじけのういたし、故人も さぞかし喜んでいることと存じます。  

 父は、決して丈夫な人ではなく、中年以後は、 高血圧のほか、慢性的な胃弱など、常に何らかの病気を背負っておりましたが、よく闘病に耐え、○○才でその生涯を閉じましたのは、父としては精一杯の生き 方だったと思います。

 しかし、病中にありましても、家業のかんどころは必ず目を通していましたし、私たちもそれに頼り切るといったぐあいでしたが、いよいよその頼りの人がいなくなってみますと、いいようのない不安を感じる、誠にふがいないことでございます。

 どうか今後とも、父と同様におひきたてくださいますようお願いいたします。故人の生前のご厚誼に対して厚くお礼申しあげるとともに、本日のご会葬誠にありがとうございました。


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