天下のお風呂&トイレメーカー「TO○○」さんの対応
もう去年のことになるが、我が家の給湯式石油釜が壊れた。これは風呂釜も兼用しているので、大変困った。大人なら銭湯か温泉にでも行けばすむのだが、我が家には赤子がいるので、そう言うわけにもいかず、メーカーに修理依頼することにした。この釜のメーカーはローマ字表記でアメリカのロックバンドと同じ名前なのだが(^_^;)、このメーカーに直接電話し修理依頼するまえに、一応ホームページを探してみた。すると立派なサイトがあるではないか。しかもその中に、「修理依頼フォーム」という、願ってもない物を見つけた。私はそのフォームに事細かに故障状況を書き込み、さっそく送信!
そのページには「翌日には当社より御連絡差し上げ、早急に修理を実施・・」みたいなことが書かれてあったので、その晩は風呂釜をだましだまし使い、翌日の連絡を待つ。しかし・・・・・
電話はおろか、メールの一通も来ない。(`´メ)
私もこのままでは引き下がれなくなってしまった。もう一度「修理依頼フォーム」から送信してみる。「このフォームは何のためにあるのですか?」という苦情も一緒に。
その晩も風呂はなんとかぬるいながらも入ることができた。
翌日。やはり連絡なし。
なんじゃこりゃ。
とうとう我慢ができなくなったので、折れるつもりでフリーダイヤルに電話する。そして「インターネットの修理依頼フォームは機能しているのですか?」と尋ねても電話係の女の子はなんのことか分からない様子。とりあえず故障個所を述べて、すぐに修理に来てもらうことを要請する。
しばらく待つと、仙台の営業所から電話が。
そこで初めて私は修理依頼フォームのことについて尋ねた。すると・・
「会社内の手違いで、秋田支店までの連絡が行ってなかった・・・」みたいなことを切々と述べられる。
「そんなこたぁ、こちとらどうでもいいことよ!」(`´メ)と、
内心キレつつも、「とにかく早く修理に来て下さい」とお願い。
すると夜七時も過ぎてから、秋田市からサービスマン到着。三十分ほどで修理は終了。その晩からすぐに暖かい風呂に入ることができるようになった。
その後再び仙台営業所から丁重な詫びの電話をもらったが、この件を通じて私はひとつ実感したことがある。
たまたま私は健常者で、いざというときには電話をかけて助けを求めることが可能だが、これがもし難聴者で、一人暮らしとか言った場合において、ネットの「○○フォーム」などはとてもありがたいサービスだと思われる。そのように有用な機能を提供しているメーカーなどの大企業やもちろん公的機関などは、もっと責任を持ってサイトを構築するべきではないだろうか。
ちょうど、ジェットバスの吸い込み口に髪の毛が巻き込まれて亡くなった子供がいたという、衝撃的なニュースが世間を駆けめぐった頃の我が家での出来事でした。
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